木材図鑑

ミャンマーは世界でも有数の銘木の産地です。清浄な大地で、すくすくと、希少かつ高級な木々が育っています。
このコーナーでは、当店の商品に使われている様々な木材についてご紹介します。


鉄刀木(タガヤサン)

マメ科。正式には紫鉄刀木と呼ばれます。きれいな木目が特色で、色は濃褐色から黒褐色です。非常に硬い木で、水に沈みます。英名はiron wood(鉄の木)。
乾燥が難しく加工が困難ですが、狂いにくく耐久性があります。
唐木3大銘木の一つです。年輪が一番はっきりと周りに出ます。


チーク

マメ科。世界3大銘木の一つです。木材の王者。古くからヨーロッパなどで珍重されてきました。ミャンマーは世界一のチーク産地です。仕上がりが美しく、木目が密で耐久性のある高級木。ゆがみが生じにくく、木肌は滑らかなのが特徴です。


黒檀(こくたん)

ミカキノキ科。黒檀には本黒檀、縞黒檀、青黒檀などがあり、色は全体に黒色又は紅褐色が入ります。木材は緻密で木目はほとんど見えず磨くと鏡のように光ります。非常に硬く重いため加工は非常に困難。水に沈むほどの重さ、釘が打てないほどの硬さ。その分強度があり、半永久的な耐久性があると言われています。唐木3大銘木の一つ。現地でも入手が困難な最高級品です。縞黒檀は少し縞状の模様が入り綺麗ですが、乾燥時に変形するので加工が難しい木材です。主にカトラリーに使用していますがかなり珍しい木材です。本黒檀は真黒で、乾燥時の変形が少ないので、主に箸に使用しています。滅多に手に入らない木材です。


アジアウォールナット

マメ科。ミャンマー現地名はタウチャンと言います。水に沈むほどの重厚な材質で、耐久性が高いです。深みのあるダーク系の色調は、重厚さを表現できる新感覚の素材としてカトラリーから靴べらなど多様に使用しています。


アメリカ合歓(写真:左)

マメ科。某企業の♪このー木何の木?♪のCMに登場する木です。色は灰白色からチョコレート色、褐色で、時々濃い木目が入ります。軽く耐久性があるため、楽器の加工などにも使われます。


柘植(ツゲ)(写真:右)

ツゲ科。色は淡褐色から黄褐色。磨くとよく光り、硬く狂いにくいので、古くから日本では櫛や将棋の駒に使われてきました。木が小さいものが多く、大きな木材が得られにくいのも特徴です。
ミャンマーのツゲの木は種類が多くあり、そのうち、本ツゲに近い現地名『ノウ』とケヤキに近い色の現地名『ビン』の2種類を主にカトラリー類に使用しています。 木目は密で木肌は滑らかで堅く、ヒノキの様な自然な木の色調です。

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